しばた歯科 院長は「一宮市口腔衛生センター発 センターだより」の発行/ライティング等に携わっております。
センターだよりは、定期的に一宮市内にて配布をされています。
こちらのページではセンターだよりの内容をご覧いただけます!

熱中症対策 〜そこに潜む危険性〜

これからの夏の暑い時期、気を付けねばならないのが、「熱中症」です。

「熱中症」とは日射病や熱射病などの総称であり、
体温上昇、発汗停止とともに虚脱・けいれん・精神錯乱・昏睡などを起こし、
生命の危険を伴うこともある病気です。

高温下での運動や労働により、発汗機構や循環系に異常をきたして起こります。

そこで、熱中症対策の一つとして、常にペットボトルを持ち歩いて
のどの渇きを感じる前に少しずつ飲むという人が増えています。
その際、ミネラルウォーターやお茶であれば何の問題もありませんが、
清涼飲料水やジュース、スポーツドリンクになると問題です。
これらには多量の砂糖が含まれているからです。

砂糖がむし歯の原因となることはよく知られていますが、
例えば、コーラやサイダーの缶1本(350ml)には、35gもの砂糖が使用されています。
これは4gの角砂糖に換算するとなんと約9個分に相当する量となります。

また、スポーツドリンク(350ml)の中には、23gもの砂糖が使用されており角砂糖約6個分に相当します。

通常、口の中ではむし歯菌が増殖し乳酸が産生されても、
常に唾液により洗い流され、PHがほぼ中性に保たれて(唾液の緩衝能)います。
しかし、甘い飲み物を頻繁に飲むことにより糖分が口の中にとどまり、
むし歯菌がグルカンと言う水に溶けない物質を産生しこれを基にしてプラークを形成します。
このプラーク内では唾液の緩衝能が働きにくいためむし歯になり易くなります。

水分補給として甘い飲み物を飲んでしまう場合は、

1.頻繁に飲まず、回数を減らす
2.飲んだ直後に寝ない
3.短時間で飲んでしまう(乳幼児の場合、哺乳ビンにジュースを入れて飲ませない)

などの点に注意して、口の中の環境が悪くならないよう上手に飲むことが
むし歯にならないためのポイントですし、もちろん、丁寧な歯磨きも大切です。

そして、不幸にもむし歯かなと思い当たる際には、早めの「かかりつけ歯科」への受診が歯への損傷を軽度に済ませますし、
「かかりつけ歯科」をお持ちでない方は、ぜひ「かかりつけ歯科」を持ち、定期健診を心がけましょう。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と歯科治療

前回は骨粗鬆症の成り立ちについてお話ししましたが、
今回はその治療薬と歯科治療の関係についてお話します。

まず骨粗鬆症とは、骨密度(強度)の低下を生じる、
特に閉経後の女性に多い病気です。背骨や手首、股関節の骨折の原因となり、
場合によっては生命の危機をもたらすこともあります。

この病気の有効な治療薬として、ビスフォスフォネート製剤(以下BP製剤)が
普及しています。つまり、BP製剤は骨密度の低下を抑制し、
背骨や股関節の骨折を予防するために処方される薬剤です。

そのため、骨粗鬆症、関節リウマチのような骨代謝疾患、そして悪性腫瘍など多くの疾患に使用されています。
骨に転移する性格を持つ乳癌や前立腺癌などにおいて、骨破壊による痛みの緩和や、高カルシウム血症の制御に特に効果的です。

また関節リウマチなどの膠原病でステロイド剤を長く内服している方は、
薬の副作用で骨粗鬆症になりやすいため、予防としてBP製剤を一緒に処方されることもあります。

このようにBP製剤は骨粗鬆症や癌には大変有効な薬ですが、
近年BP製剤に関連したと考えられる顎骨壊死(がっこつえし)の報告がみられるようになりました。

これはBP製剤を長期にわたって処方されている方が、抜歯などの外科処置を受けた後に、
骨が露出したまま治らなかったり、歯周炎等の感染が拡がり骨の露出や排膿が続き、
顎骨が壊死状態になるもので、非常に治療が困難です。
その発生を防ぐ最善の方法は、口の中を清潔に保つために適切な歯みがきを行い、
定期的な歯科健診を受けられることが大切です。

また、骨粗鬆症や関節リウマチなどでこれからBP製剤の投与が予定されている場合は、
抜歯などの外科的な歯科処置をBP製剤による治療開始前に完了しておくことが大切です。

BP製剤を処方されている方の歯科治療に際しては、かかりつけ歯科医師と担当医師との間での打ち合わせが必要ですので、
患者さんご自身では判断はせず、必ずかかりつけ歯科医師にその旨をお申し出ください。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

骨粗しょう症は、鬆(す)が入ったように
骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。
骨がスカスカになると、わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。

高齢者の寝たきりの原因のうち約20%が「骨折」といわれています。
中でも「大腿骨(だいたいこつ)」という太ももの骨の骨折が問題となります。
つまり、骨折をきっかけに寝込んでしまうと、
骨折が治った後も自力で歩くことが困難になってしまいます。

また、自覚症状の乏しい病気であり、
背中が丸くなる、身長が縮むといった症状が徐々に起こるためなかなか病気に気がつきません。

したがって、気がついたときには病状がかなり進行していたということも少なくありません。

骨粗しょう症によりもろくなった骨は、体の重みが加わるだけで潰れてしまうことがあります。
これを圧迫骨折といい、この骨折が起こると背骨が丸くなったり、身長が縮んだり、痛みを伴ったりします。

ただし、このような状態になっても痛みを伴わない場合もありますので、
日ごろから細やかな自己チェックが必要になります。
自治体などが実施する骨密度測定を定期的に利用するのもよいでしょう。

また、最近では、歯科医院でのレントゲン検査で、ある程度の可否の診断ができるようになってきました。
他の病気と同じように、骨粗しょう症もまた早期発見、早期治療が重要です。

骨粗鬆症で大切なのは、日常生活の中で骨量を増やす努力をすることです。
何年もかかって減ってきた骨ですから、一度に増やすことは困難です。
文字通りこつこつとした努力の積み重ねとなります。

予防法には「食事(カルシウムの摂取)」「運動」「日光浴」などがあり、
治療の段階でもこれが大変重要となります。初期の骨量減少でしたら、
この三つのことを心がけることで骨量が増えてきます。

しかし、さらに病気が進むと薬物療法を始めますが、
その場合でも予防をないがしろにしていたのでは薬の効果があがりません。
また、薬の中には歯科治療と関係が深いものもあります。

結婚前に心がけること

お嬢さんがそろそろ結婚適齢期、
いやもう結婚が決まっている方もおられるかもしれません。

最近は結婚してもすぐに子供をつくらず、
二人だけの生活をエンジョイされる方が多々見られますが、
一般的に結婚=妊娠・出産を考えなければなりません。
そこで結婚を控えている女性には、
口の中にも母親となる自覚を持っていただきたいのです。
そのために、結婚前には必ず歯科の健診を受けられることをお勧めします。

時々、「妊娠しているのですが」と言って、
「歯の痛みがひどく夜も眠れない」とか「親知らずが腫れて痛い」といった方が来院されます。

そのように症状がひどい場合には、X線写真、麻酔、投薬(鎮痛剤や抗生剤等など)が必要になり、
ご本人はお腹の赤ちゃんの影響を考えてか大変嫌な思いをされるようです。

妊娠中でも母体や胎児に異常がなく、安定期であれば赤ちゃんへの影響もほとんどなく、
ほぼどんな治療もすることができますが、やはりなるべく妊娠中はあまり複雑な治療をしないに越したことはありません。

しかし、大変な痛みを我慢することは精神衛生上、赤ちゃんのためにも良くありません。
このようなことから、結婚前には必ずむし歯や歯周病の有無を確認し、痛みが出そうなむし歯や歯周病、
親知らずなどがあれば治療をして、妊娠中に痛みや腫れが出ないようにしておかなければなりません。

純白のウェディングドレス、清楚な白無垢の打ち掛け。どちらも結婚式には欠かせないものです。
と同時に、「私は清い身体、清い心でお嫁に行きます」と表現しています。
口の中もそのように綺麗にしてから“素敵なお嫁さん”になって下さい。

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

日本人の死亡原因の三大疾病は、悪性新生物(ガン)、心疾患、脳血管疾患で
4位に肺炎が挙げられていましたが、平成23年度の統計を見ると、
脳血管疾患を上回り肺炎が3位になっています。

また、肺炎を原因とした65歳以上の死亡率が96%と非常に高く、
90歳以上では死亡原因の順位が第2位になります。

高齢者の肺炎は、誤嚥(ごえん:唾液・食べ物などが食道ではなく、
気管の中に入り込むこと)によって、口の中の細菌が肺まで到達し
炎症を引き起こすことが知られています。

高齢になるにつれ、あるいは全身状態が悪くなると、
嚥下(えんげ:飲み込みのこと)反射の低下、口周囲の筋力の低下、
舌の動きが悪いなど、様々な原因から正常な嚥下がしにくくなり、誤嚥が起こりやすくなります。

そしてこの肺炎の原因菌の大半が歯周病菌です。
介護を要する高齢者は、歯磨きもままなりませんので、むし歯はもとより、
歯周病に罹患する頻度が高くなります。

また、嚥下機能が完全に障害されている場合には、 食事を口から摂らずに経鼻栄養管や胃瘻から栄養を摂ることになります。
食物が口を通らないので、口の中は汚れることはないと口腔内の清掃をせずに放置されている場合があります。
口の中の細菌は、食べ物が口の中に入る入らないにかかわらず増殖します。
また、物を食べることで働く自浄作用が機能しないので、放置しておくとますます細菌が増殖します。

この状態で誤嚥が起こると、高濃度の細菌を含んだ唾液が気管内に流れ込むことになるので、肺炎が重症化しやすくなります。
誤嚥そのものは完治することが難しいので予防することが重要ですが、口腔ケアによって細菌や食べカスを減らし、
口腔の清潔を保つことが安全かつ効果的な予防法です。

また、高齢になれば身体のどの部分の機能も衰えてくるのは当たり前のことであり、
嚥下機能の低下を防ぐことにも心がける必要があります。

年齢とともに低下してくる嚥下力も、簡単な体操を行なうことによって、食事に必要な口・舌・頬などの筋肉を刺激し、
唾液の分泌を促し、飲み込みにくさやむせ返りの軽減が図れます。
毎食前に行なうことで、食事をより楽しめ、 快適な食生活を営めるように努力して下さい。

手足口病

今年の夏は、乳幼児などの手足や口の中に発疹ができる病気
「手足口病」が全国的に大流行しました。
国立感染症研究所によれば、過去最悪だった2011年に次ぐペースだそうです。

この病気は、飛沫感染、接触感染等のウイルスの感染によって起こる感染症で、
特に、この病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や
幼稚園などでは注意が必要です。

これは子供達同士の生活距離が近く、濃厚な接触が生じやすい環境であることや、
衛生観念がまだ十分できてないことから、施設の中で手足口病の患者が発生した場合には、
集団感染が起こりやすいためです。
また、乳幼児では原因となるウイルスに感染した経験のない者の割合が高いため、感染した子どもの多くが発病します。

感染してから3〜5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに
2〜3mmの水疱性発疹が出ますが、数日間のうちに治る病気です。
しかし、まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、
心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。
また、手足口病の典型的な症状がみられずに重症になることもありますので、注意が必要です。

手足口病には有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありません。
一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることで、流水と石けんで十分に行ってください。
また、タオルの共用はしてはいけません。 

手足口病は、治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排泄されますし、また、感染しても発病しない
ままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。

糖尿病と歯周病

糖尿病が余病を起こしやすい病気であることは良く知られています。
目の病気(網膜症)や腎臓の病気(腎症)などがその代表的な合併症です。

糖尿病は病気への抵抗力を弱めるため、いろいろな感染症にかかりやすく、
いったんかかったら進行が早く、また治りにくくなります。

食物により摂取されたブドウ糖や果糖などは、インシュリンの仲介によって
組織内に取り込まれエネルギー源となり、細菌と戦ったり、
病気を防ごうとする抵抗力(免疫力)として生かすことができます。

糖尿病の人はこのインシュリンが不足しているため、結果として体の抵抗力が落ちるのです。

歯周病は歯と歯ぐきの隙間(歯肉溝)に汚れの中の細菌が入り込み、炎症を起こすことから始ります。
しかしすべてがそうであるとは限りません。細菌が侵入したときから、人の体は猛烈な抵抗をはじめます。
よって、細菌が侵入してもすぐに発病するとは限らないのです。

しかし、体の抵抗力を落とす糖尿病があると、体の組織はすぐに細菌に負け発病し、
いったん歯ぐきに炎症がはじまると、症状が出ない割にその進行は早く、以外に短期間で歯を支える
歯槽骨にまで炎症が進み歯周病になってしまいます。しかも、大変治りにくいのが特徴です。

したがって、歯周病を予防したり、進行を抑えるためには定期的な健診が必要となってきますので
「かかりつけ医」、「かかりつけ歯科医」にてご相談ください。

歯と口の健康週間 『健康は 食から 歯から 元気から』

毎年6月4日から1週間展開されてきた「歯の衛生週間」が、
平成25年度から「歯と口の健康週間」と55年ぶりに名称が変更されました。

そもそも「歯の衛生週間」は、昭和3年6月4日に
「ムシ歯予防デー」の名称で行われたのに始まり、戦時中、一時中断しましたが、
昭和24年から週間行事となり、昭和27年には6月4日から10日までの
1週間と定められました。

その後、昭和33年より「歯の衛生週間」として毎年実施されるようになり、
平成25年度から「歯と口の健康週間」として新たにスタートしています。

これまでの「歯の衛生週間」では、国民への歯の衛生に関する正しい知識の普及啓発、
歯科疾患の予防処置の徹底、早期発見、早期治療の励行を行ってきました。

国民全体の歯の寿命を延ばすことで、健康保持増進へ寄与することが目的でしたが、
今回の名称変更により、歯だけではなく、歯を含めたお口全体への意識を高めることを狙いとしています。

その一環として、一宮市歯科医師会では平成25年6月16日(日)尾張一宮駅前ビル( i .ビル)の
3階シビックテラス、7階シビックホールなどにおいて、
午前10時より午後2時30分まで「お口の健康フェスタ2013」を開催しました。

会場では、“元中日ドラゴンズ 立浪和義氏”を招いての対談や、歯などの健診の“お口の健康度チェック”、
小さなお子さん向けの“歯いしゃ体験コーナー”、一宮市内の小・中学校からの応募で選ばれた
“歯の衛生週間ポスター表彰式”、80歳になっても102本以上の歯が健康的 に保たれておられる方々への“8020表彰式”、
どんな問題が出るでしょう“お口のYES・NOクイズ”などの内容で、ウルトラマンタロウも実際に皆さんに会いにやってきました。

ひみこの歯がいーぜ

噛むことの効能を表す標語 “ひみこの歯がいーぜ”というものをご存知ですか?

これは、

ひ:肥満を防ぐ、 み:味覚の発達、 こ:言葉の発音がはっきり、
の:脳の発達、 は:歯の病気を防ぐ、 が:がんを防ぐ、
い:胃腸の働きを促進する、 ぜ:全身の体力向上と全力投球、

を意味しており、よく噛むことは、全身を活性化させたり
身体に良い影響を与えたりと、「食べ物を身体に取り入れる」だけでなく、
様々な効果があるのです。

正常な歯並びは、上下の歯が正しく噛み合うことでしっかりと噛め、
きちんと食事をとることができます。

ところが、噛み合わせが悪いと、歯の機能を十分に発揮できないばかりか、
きちんと噛めない歯があると、他の歯や顎にも負担がかかるようになります。
その結果、顎に痛みを生じたり、頭痛やめまい、肩こりがおこりやすくなります。

健康な歯や、きれいな歯並びは全身の健康につながっていきます。
また、むし歯などの病気になった場合は、早期に治療することが重要です。

いまや日本は高齢化社会を迎え、世界有数の長寿国となりました。
とくに高齢者にとっては、噛むことが全身の諸機能を活性化させ、
脳の血流量も増すことから老化を防止するといわれています。

健康で豊かな老後を迎えるために、「噛むこと」による効能を考え、
今後の快適な生活の一歩として「歯」を見直してみませんか?

全身疾患も引き起こす歯周病

歯周病は私たちの健康を害する非常に怖い病気です。
多くの場合が、自覚症状がないまま病気が進行しています。

歯周病の原因となる細菌が、歯周ポケットに住みつき、
バイオフィルムと呼ばれるネバした細菌の塊となって歯周組織を破壊します。
そして歯ぐきからの出血や口臭、歯の動揺などの諸症状を引き起こします。

歯周病菌は全身性の疾患にも影響を与え、時には命を奪うこともあります。
例えば高齢者の死亡原因の上位に挙げられる肺炎は、歯周病菌が含まれる唾液が
気管から肺に入り誤嚥(ごえん)性肺炎として起こることがあります。

また、歯肉の炎症が進行しその細菌が血液中に入り込むと、菌血症や敗血症を
引き起こしたり、時には細菌性心内膜炎で命を落とすことさえあります。
さらに細菌が血管の壁に付着して塊を作ると、動脈硬化や高血圧を引き起こします。

実際、心臓の動脈を詰まらせて心臓バイパス手術を受けた患者さんのうち、
約25%の患者さんの動脈に歯周病性細菌が発見されています。

そのほかにも、骨粗しょう症は歯周病菌の毒素が体内に入り込むことが影響していたり、
早産・低体重児出産につながるといったことも明らかにされています。

歯周病の予防法・治療法としては、「口の中を清潔に保つ」といったことが最も重要です。
定期的に歯科医院での健診を受け、それと同時に十分な歯磨きを行うなどの日々のセルフケアに努めましょう。

健康寿命 男性70.42歳、女性73.62歳

厚労省が6月に開いた厚生科学審議会の部会で初めて「健康寿命」が明らかにされました。
健康寿命とは、介護等を必要とせず、自立して健康に日常生活を送ることができる
期間のことを指します。
2010年の健康寿命の平均は、
男性が70.42歳(2010年の平均寿命79.55歳)、
女性 が73.62歳(同86.30歳)と報告されました。

都道府県別で健康寿命が最も長いのは、
男性が愛知県で71.74歳、女性が静岡県で 75.32歳でした。

平均寿命と健康寿命との差は日常生活に制限がある「不健康な期間」で、
この差が拡大すれば医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大します。

健康寿命が延伸することで、平均寿命の延伸だけでなく医療費の削減が期待できます。 また口腔ケアで医療費等、社会保障負担が軽減する調査結果もあることから、 健康寿命延伸の実現のために歯科医療が果たす役割も、非常に大きいと考えます。 

この健康づくり計画では2010〜2022年の平均寿命の伸び幅を、
健康寿命の伸び幅が上回ることを目標
にし、少子高齢化や疾病構造の変化が進む中で生活習慣及び社会環境の改善を通じて、
子供から高齢者まで全ての国民がともに支え合いながら希望や生きがいを持ち、ライフステージに応じて、
健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を実現することができるよう、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための事項を示しています。

また、栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲 酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣の改善目標も明記されており、
歯科については34年度までに8020達成者を50%とする目標が内定されています。
目標達成のためには「家庭でのセルフケア」はもちろん、「歯科医院でのプロフェッショナルケアー」が欠かせません。
「むし歯の治療」だけでなく、半年に一回程度の「歯の定期健診」を心がけるようにしましょう。

 

歯の寿命

日本人の平均寿命は大きく伸びて、世界一の長寿国になりました。

ところが、歯の平均寿命は人の平均寿命に大きく遅れをとっており、
厚労省の「全国歯科疾患実態調査」によれば、歯が生えてから抜けるまでの期間は
どの歯も50年から60年とされています。
従って、多くの人が中高年になると入れ歯のご厄介になっているのが現状です。

上記の調査結果はあくまでも平均となっており、
「歯が長持ちする人」もいれば、逆に「更に多く歯を失ってしまう人」もいます。
いずれにせよ、歯が揃った状態で人生をまっとうできる人が少ないことには変わりありません。

歯科医師会では「一生自分の歯で食べよう」をスローガンに、80歳で20本以上の歯を
保とうという『8020運動』を積極的に展開しております。

毎年9月の“市民健康まつり”において、80歳以上でご自分の歯が20本以上残っている
対象者の方々を表彰し、今年は170名の方々が表彰を受けられ、
過去5年間では700名以上の方を表彰させていただきました。
そしてこれは毎年増加傾向にあります。

歯は歳をとれば自然になくなるものと思ってはおられませんか。
実は、歯の寿命は100年とも200年ともいわれています。
一生使えるはずの歯が人生半ばで失ってしまうのは、むし歯や歯周病が原因です。

むし歯や歯周病といった歯の病気は、ご自身の自覚により多くを防ぐことができます。
老後を自分の歯がない状態で過ごすということは、実にもったいないこととは思いませんか。

 

若年者の歯肉炎

若年者の歯肉炎が増加しています。

歯肉炎は炎症が歯ぐきに限定されていて、歯ぐきが赤く腫れていたり、
歯を磨いたりすると出血するような状態をいいます。

原因は歯の表面に付着する細菌の塊=プラークです。

このプラークは、うがいなどで取り除くことができる食べカスとは違います。
歯ブラシやフロス等の清掃道具を用いることで取り除くことができます。
口の中の細菌は「湿度」「唾液などの水分」「食べ物からの栄養供給」などにより
増殖する環境にあり、プラークコントロールの良し悪しや食生活の違いにより、
大人よりも若年者の方がプラークが歯につきやすいようです。

歯肉炎は治療(プラークコントロール)により、元の健康な歯ぐきを取り戻すことができますが、
それを怠ると歯を支えている骨(歯槽骨)や歯と歯ぐきを結びつけている組織(歯根膜)に炎症が波及して、歯がぐらついたり、
膿みが出てきたりして歯周炎に進行してしまいます。

歯肉炎は日頃のプラークコントロールで予防することも、治すこともできます。
歯ぐきに異常を感じたら、早期にかかりつけ歯科医院にご相談ください。
歯科医院にて適切な指導と治療を受ける事で、歯周炎への進行を予防しましょう。

 

今からでも遅くない、一生涯のお口の健康

6月になると「歯の衛生週間」が始まります。

むし歯予防・歯周病(歯槽膿漏)予防に関するイベントが
各地区の保健所や学校で行われます。
健康診断、母親教室、フッ素塗布、相談、ブラッシング(歯磨き)指導など、
歯の健康に関わる様々な催し物があります。
昭和3年6月4日の第1回ムシ歯予防デーから実に80数年、
歯の健康に対する意識を高めるための活動が行われており、
現在では6月4日から10日までを歯の衛生週間と呼んでいます。

歯の大切さについては、ムシ歯をつくらないようにすることはもちろんですが、
最近では「噛むこと」にも焦点が当たっています。
自分の歯でよく噛むことが身体にとってとても重要であることが明らかになりました。

例えば、口腔との関連ではムシ歯や歯周病などの予防、身体との関連では肥満、高脂血症の予防、
だ液酵素の働きによるガンの予防、脳を刺激して活力を与え、頭の良い子を育て、
痴呆を防ぐ、食べ物の消化を助け、栄養の吸収をよくするなど。
よく噛むためには、できるだけ長い年月、自分の歯や歯ぐきを健康に保たねばなりません。

またこの時期、学校等で児童・生徒の歯の検査が行われます。
この歯の検査は、学校保健法で定められた定期の健康診断です。
ムシ歯の有る無しだけではなく、歯周病、歯並びや噛み合わせの異常、顎関節の異常、口腔全体の清掃状態などを検査し、
治療の必要性を指示したり指導をします。学校における歯や口腔の健康診断は集団健診です。

噛む面や歯と歯の間に変色があり、ムシ歯になっている疑いがあっても健全歯とするか、C0という要観察歯とします。
ですから、健診後に出される治療勧告書と各歯科医院で
レントゲン検査等を用いた精密検査とでは診断に差が生じることもあります。
よって、ムシ歯や口腔に異常がないと診査され、治療勧告書が出されなくても、口腔の健康を保つために
1年に1、 2回はかかりつけ歯科医院での健診を受けるようにして下さい。

この「歯の衛生期間」の時期に再度、ご自身の歯や口腔内の状態を確認し、
歯科疾患の予防について学ぶことは、ご自身の歯の健康のために、とても大切なことだと思います。
今後の人生も長く付き合っていく歯の健康について、今一度考えてみてはいかがでしょうか。

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